2017年5月15日月曜日

 

【新任教員紹介3】Ulrich FLICK 先生(ドイツ語)

今年は、長年言語文化学科に勤められたゾンダーマン先生が退職され、その後任として4月からフリック先生が着任されました。さて、今日は、【新任教員紹介】コーナの第3回目として、フリック先生をご紹介致します。

*     *     *

<Q1> 「お名前」をお教え下さい。

Flick, Ulrich(フリック・ウルリッヒ)と言います。

<Q2> 「ご専門(あるいは担当科目)」をお教え下さい。

専門はもともと日本研究と中国研究です。学生時代は幅広い分野で様々なことをやりましたが、最終的に歴史学の方に落ち着きました。具体的に言うと、主に植民地の教育史を研究しています。こちらではコミュニケーションをメインにドイツ語の授業を担当していますが。

<Q3> 好きな食べ物は何ですか。

おいしいものが好きです。

↑フリック先生の故郷ハイデルベルクの風景

<Q4> 好きな映画を紹介してください。

これは意外と難しい質問です。好きな映画はたくさんありますが、私が評価しているところはかなりバラバラなので、「これだ」と限定するのは難しいですね。

<Q5> 最近嬉しかったことは何ですか。

先日朝6時に、鶯が家の前で一生懸命鳴いてくれたことです。

<Q6> 感銘深く読んだ本と学生に推薦したい本をお教えください。

感銘深く読んだ本はたくさんありますが、特に日本人にはミヒャエル・エンデ著作の『モモ』をお薦めしたいです。もともと青年文学として位置づけられている作品なので、大人に薦めていいのかと、違和感を覚えるかもしれませんが、内容が大変深い作品です。作品を通じて得られるものがとても多いと思います。

<Q7> 研究者(あるいは教員)を志したのは いつですか。

学者家庭出身であるのも大きな要因だと思いますが、最初に研究者になるのを志したのは幼稚園の頃です。高校卒業までそう思ってきましたが、正直にいうと、大学に入ってから、それが本当に自分にふさわしい進路なのか、本当に自分が望んでいる進路なのか、かなり迷ったこともあります。結局他の原因もあって、実際しばらくこの道から外れたこともあります。

<Q8> 学院大(生)のよいところをお教え下さい。

この質問には今の段階ではまだ答えられません。授業が始まったばかりで、まだ他の大学と比べての特徴をつかめていません。設備が大変充実していて、そういう意味で学院大はとても勉強しやすい環境になっていると思います。

<Q9> 学生時代に印象に残った先生について教えてください。

実はいい意味で印象に残った先生も、悪い意味で印象に残った先生もおります。

いい意味で印象に残った先生といえば、以前留学の時お世話になった先生のことを思い浮かべます。研究者としても、教育者としてもとても優秀で、特徴が多い方でしたが、大変印象に残ったのは先生の教え子の扱い方でした。先生はシャイな学生に人の前で話す必要がある任務を与えたり、場合によって少しいじめのようにも受け止められたかもしれませんが、よくよく考えてみると、それぞれの教え子に、本人の成長につながるような刺激を与えようとされていたことがわかります。しっかりと学生の性格を見て、人の成長を狙い、本人に最も相応しい扱い方をしようとするのはこの先生のとても素晴らしいところだと思います。

<Q10> 異文化“誤解”のエピソードがあればお教え下さい。

異文化「誤解」といえば、確かに異文化との接触の難しさがよくわかるエピソードがあります。

以前、母校にヨルダンから留学にきた軍医と知り合い、仲良くなって、ある日自宅に招かれました。多くの国では確かにそうですが、ドイツでも人のお家を訪ねる場合、とても親しい人でしたら別かもしれませんが、やっぱり手ぶらではいけないですね。ただ、アラブの文化をあまり詳しく知らなかったので、どうすればいいか、よくわかりませんでした。そこでエジプト出身の友人に聞いてみたところ、エジプトの場合にはやはりちょっとしたプレゼントを持っていくとのことでした。ちょうどその時、仲間にレバノン出身の友人がいたので、レバノンの方がヨルダンに近いということで友人の仲間にも意見を求めました。場所によって習慣が違うけれども、やはり食べ物みたいな、ちょっとしたプレゼントを用意すれば間違いないだろうとの回答でした。宗教の関係で問題になるものもあるので、結局ドイツ特産のクッキーにしました。ただ、実際に知り合いのお家を訪問し、プレゼントを渡したら、相手はそれに大変難色を示しました。そしてこんなことを語ってくれました。

「実は同じヨルダンでも場所によって習慣が違います。実際にあったことですけれども、あるベドウインの部族が違う部族を訪問した時、プレゼントを持っていけば、相手が貧乏でお客さんをもてなす能力がないという意味を持つので、何も用意せず、相手の部族ではプレゼントを用意するのは当たり前だったので、結局ケチと思われました。しばらく経って、後者の部族が前者の部族を訪れた際には、自分たちの習慣どおりたくさんのプレゼントを持って行った結果、お客さんをもてなす能力がないと相手に疑われているという印象を与えてしまいました。アラブ文化では相手が貧乏だと思うのも侮辱ですが、おもてなしを非常に大事にする文化なので、相手がケチだと思うことも侮辱に相当して、この出来事によってこの二つの部族は仲が破れました。」

そして私の知り合いもプレゼントを用意しない方の伝統を持っていました。

異文化との接触においては、普段はお互いの好意によりこのような問題は乗り越えられますが、文化背景、とりわけ習慣と伝統は深いところまで染みつくものなので、相手が悪意でやっていないことが分かっていても、どうしても関係に傷が生じたりすることもあります。私の知り合いも、私がその背景について知らなかったことははっきり分かっていましたが、この時点では空気が緊張感に満ちていました。結局私がプレゼントをあげたいのではなく、自分の国のものを紹介したいということにしたら、ようやく私の知り合いもそれに納得してくれ、緊張感が一気にほぐれ、一緒にとても楽しい時間を過ごすことができました。

<Q11> 赴任以来、「なんでやねん」と思わずツッコんでしまった出来事はありますか。

不思議に思ったことも、違和感を覚えたこともいろいろありますが、その中にはご質問にふさわしいエピソードは多分ないと思います。

<Q12> 五月病に悩む学生へ一言、「こうしてごらん」。

ドイツには五月病がないので、ドイツへの留学をお勧めします。

【学生からも一言】

フリック先生はドイツ、ヨーロッパの歴史、文化はもちろん日本の文化にまでも造詣の深い大変博識な先生であり、また、研究室に質問に行った時も丁寧にアドバイスをくださるのでとても良い先生です。

言語文化学科3年生後藤健太郎さん

投稿日:2017年5月15日カテゴリー

2017年5月11日木曜日

 

【新任教員紹介2】原貴子先生(日本文学・文化)

今年、言語文化学科では4人の新しい先生をお迎えしました。前回の文景楠先生(哲学)に続き、今日は日本文学・文化を担当なさる原貴子先生をご紹介致します。

<Q1> 「お名前」をお教え下さい。

原貴子(はら・たかこ)です。

<Q2> 「ご専門(あるいは担当科目)」をお教え下さい。

日本近代文学を専門にしています。

<Q3> 最近嬉しかったことは何ですか。

上野動物園でコビトカバを見たことです。コビトカバののんびり、おっとりしている様子を見て、和みました。

<Q4> 感銘深く読んだ本と学生に推薦したい本をお教えください。

感銘深く読んだ本は、樋口一葉の小説「にごりえ」でしょうか。初めて読んだとき、鳥肌が立ちました。また、何度読んでも、迫力のある描写に引き込まれます。学生さんに推薦したい本は、小澤征爾の『ボクの音楽武者修行』です。読むと、元気が出ます。



<Q5> 研究者(あるいは教員)を志したのは いつですか。

大学生のときに、文学作品を対象に調べたり考えたりしたことを文章化するということが、苦しいけれども面白いと感じました。こうしたことをやり続けたいとは思っていたのですが、研究者になろうとはっきり志したことは、ないかもしれません。たまたま今、そのようなかたちになっていますが、どのようなかたちであれ、文学作品についての考えを自分の言葉で綴るということは続けたいと思っていました。

<Q6> 学院大(生)のよいところをお教え下さい。

まだ赴任して1ヶ月ぐらいしか経っていないので、学生さんのことをきちんと見ることができているわけではないのですが、生き生きしていて品がいい印象を受けました。


<Q7> 学生時代に印象に残った先生について教えてください。

お一人だけ挙げるとしたら、国文学科にいらっしゃった神父様でしょうか。神父様は、制度にとらわれず、ときどきは自らを省みながらも自由に過ごしてよいことを教えてくださったように思います。

<Q8> 赴任以来、「なんでやねん」と思わずツッコんでしまった出来事はありますか。

大学に直接関わることではありませんが、仙台に住んでみて一番驚いたことは、あまりにも風が強いということです。

<Q9> 五月病に悩む学生へ一言、「こうしてごらん」。

体が、休んでほしいというサインを送ってきているのだと思います。ですので、元気にならなければとか、頑張らなければとか思ったりせずに、とにかく、そのときの自分に無理しなくてもできることだけをしてみるというのはどうでしょうか。

【学生からも一言】 

原先生の私の印象は、和やかな雰囲気あふれる先生です。初対面の時からずっとその印象は変わりません。二年生の冬、ゼミの希望書類をそろそろ出さなくてはいけない頃に、新しく日本文学を担当される先生のもとへ説明を聞きに行きました。もともと前任の日本文学の先生のゼミに入るつもりだった私は、先生が代わると聞いて、日本文学の道に進むつもりはありませんでした。しかし、原先生のお話しを伺い、その気持ちは一転しました。日本文学の先生はもっとかっちりしている、性格のお堅い先生を勝手に想像していたのですが、そんな私の想像とは全く逆で、先生は話しやすい優しい空気をもっています。初めてお会いしてから今までも、たぶんこれからもそのイメージは変わらないと思います。今までも、とはいってもゼミが始まってまだ1ヵ月しか経っていませんが、これから原先生から学ぶことがたくさんあると思うので、よろしくお願いします!

(言語文化学科3年 母里真奈美)

投稿日:2017年5月11日カテゴリー

2017年5月8日月曜日

 

【新任教員紹介1】文景楠先生、ようこそ言語文化学科へ!

今年、言語文化学科では4人の新しい先生をお迎えしました。まず、哲学を担当なさる文景楠先生をご紹介致します。

<Q1> 「お名前」をお教え下さい。

ややこしいかもしれませんが、いくつか書き方があります。漢字だと「文 景楠」、カタカナだと「ムン キョンナミ」、ハングルだと「문 경남」、ついでにアルファベットで書くと「Moon Kyungnam」になります。それぞれ与える感じも、連想させる音も微妙に違いますね。自分としては、どちらかというと漢字表記が一番しっくりきます。

<Q2> 「ご専門(あるいは担当科目)」をお教え下さい。

ギリシア哲学、その中でも特にアリストテレスを専門にしていますが、学院では哲学系の科目を幅広く担当していく予定です。国際交流や語学教育にも関心があり、以前は英語の先生も少ししていました。残念ながら韓国語を教えた経験はありませんが、会話の練習がしたい人は歓迎します。

<Q3> 好きな食べ物は何ですか。

全般的に何でもよく食べます。幼少の頃から海外経験があるせいか、食べ慣れたこれがないと元気がでない、といったことはほとんどないです。例えば、アメリカに少し住んでいたときはずっとサンドイッチばかりだったような気がしますが、割と平気でしたね。

<Q4> 好きな映画を紹介してください。

観て、楽しんで、振り返ったらけろっと忘れるほうなので…

<Q5> 最近嬉しかったことは何ですか。

もちろん長すぎた学生生活に終止符を打てたことです。後は、仙台の街が自分が想像していたよりもずっと住みやすかったことでしょうか。

<Q6> 感銘深く読んだ本と学生に推薦したい本をお教えください。

自分にとって本を読むのは完全に仕事なので、確率的に「感銘を受ける」ことはどんどん減ってきています。以前感銘深く読んだ本も、今目を通したら全然違う感想を抱くかもしれません。人との出会いもそうですが、本もその出会いが生じた文脈によって印象ががらっと変わります。そういう意味では、人に勧められることよりも、本との偶然の出会いをたくさんもって欲しいですね。先生たちが授業中に(往々にして授業の中身と関係なく)ぽろっと出した題名とか、ネットで偶然読んだ書評とか、そういうものを頼りに書店と図書館をさまよってください。

<Q7> 研究者(あるいは教員)を志したのは いつですか。

僕は割と早い時期から研究者になることをぼんやりと望んでいて、一応そのつもりで人生計画を練ってきました。ただし、途中で何度も挫折しそうになった場面があって、結果的には立ち直ってなんとか研究者になれたわけですが、これに関してはもはや成り行きや僥倖としかいえないような部分があります。そのほとんどが自分の力ではどうにもならないもので、とにかく人に頼りました。
ちなみに、今は「研究者」だけでなく「教員」でもあるということを強く意識しています。ついでに「社会人」であるということも忘れないようにしないと…他にも、「外国人」とか、「東北の人」とか、意識しなければならないことが歳をとるにつれてどんどん増えてる気がします。

<Q8> 学院大(生)のよいところをお教え下さい。

まだ着任して一ヶ月ぐらいしか経ってないので、この質問に答えるのはさすがに難しいですね。また、学院大か学院大生かで質問の理解も答えの中身もだいぶ変わってくると思います。とりあえず後者に関しては、(教科書的で恐縮ですが)まとめすぎず個々人の良さを見ていくことが大事ではないでしょうか。

<Q9> 学生時代に印象に残った先生について教えてください。

大学(院)生活全般を通して強く印象に残っているのは、やはり苦楽をともにしていただいた論文の指導教員です。学院大生の皆様も卒業論文で先生方と密につきあう時期がいつか必ず訪れると思いますが、さらに大学院に進学した場合は、それが長くは10年以上続くことになります。僕の最初の指導教員は、修士課程が終わる頃に病気で亡くなってしまいました。その後同じ学科にいらした別の先生に運良く受け入れていただいたわけですが、どちらの先生からも同じぐらい大きな影響を受けたと思っています。お二人の性格はかなり違ってますが、共通していたのは、議論を心から楽しんでいたという点でした。ついでに、どちらの先生も自分の主義主張を学生に押しつけるということがまったくなく、でもこちらが何か考えをもっていくととても真剣に相手をしてくれました。自分も学院大の学生たちにとってそういう先生になりたいと思ってます。

<Q10> 異文化“誤解”のエピソードがあればお教え下さい。

多文化生活が基本となってしまった僕の場合、もはや自文化がなんだったのかがかなり怪しくなっています。自文化と異文化の区別が曖昧なので、おやと思うことがあっても、これが異文化”誤解なのかがわかりません。個人的には完全に開き直っていて、どこにいっても旅行してるみたいでそれなりに楽しくてよかったと思ってます。裏を返せば、どこにいっても不慣れでおどおどしてるということになるかもしれませんが。

<Q11> 赴任以来、「なんでやねん」と思わずツッコんでしまった出来事はありますか。

ツッコみかどうかはわかりませんが、在籍している人のほとんど全員が東北六県の出身だということにかなり驚きました。でも今は、これはむしろ(本当は地方出身者であるにも関わらず)往来の激しい首都圏生活に慣れすぎてしまった自分にツッコむべきところなのかもしれないと思い始めてます。少なくとも当分の間は、学院大生に対して外に出てみたいという意欲をかき立てるような「異質分子」でいたいですね。

<Q12> 五月病に悩む学生へ一言、「こうしてごらん」。

まず、本当につらい場合は五月病どころで済む話ではない可能性があります。症状によってはきちんとした治療を受ける必要があるので、(なかなか難しいですが)SOSサインを出せるような心構えをしておいてください。
後はなんでしょうか…自分にとっての悩みの解決といえる状態が、具体的にどのようなものかをゆっくり考えてみるのがよいかもしれません。絵に描いたような模範的な学生になりたいのか(これはこれで立派なことです)、それとも、色々迷ったりするけどなんとか居場所を保てていればよしとするか。こんな感じでちょっとばかり距離をおいて考えたら、少なくとも過度に焦ったり自分を責めたりする気持ちは和らぐかもしれませんね。



最後に一言。

ここまで読んでくださった方は、「なかなか素直に質問に答えない先生だな!」という印象を受けられたと思います(笑)。それでいいんじゃないでしょうか。もちろんやりとりの基本は問いに誠実に答えることですが、学生の皆様には是非とも「この質問は特定の答えを誘導してるんじゃないか」とか「この質問はこういうことを前提にしてるけど、その前提は受け入れられない」といったことに思いをめぐらせて欲しいです(試験問題に対してあまりこれをやられるとつらいですが)。

【 学生からも一言 】

(教養学部言語文化学科 TKさん)
最初の印象はとても日本語がうまいなと思いました。(冗談です)
とても真面目な先生です。しかし、真面目だからと言ってつまらないわけではなくとてもお話が面白かったり、構成がうまいなと思うところもあり、楽しく授業を受けさせてもらってます。

(法学部法律学科 SAさん)
最初に文先生の授業を受けたとき、「丁寧だ!」とびっくりしました。大学の授業は高校までの先生と違い、不親切で、教えるのが下手と聞いていたので真逆の対応に驚きました。文先生は自身が研究者としての自覚の他、教員としての自覚も持ってて、授業に学生が興味を持てるような小ネタを挟んでくれます。
また専門がギリシア哲学なので、哲学の基礎といえる学問についての質問にもしっかり答えてくれます。
それに哲学者らしい素直ではない言い回しが面白いです!

投稿日:2017年5月8日カテゴリー

2017年5月7日日曜日

 

日中
友好大学生訪中団に参加

2017年3月23日~29日の間、『日中友好大学生訪中団』の一員として中国(北京、曲阜、済南、上海)に行ってきました。

テレビなどはよく中国人の爆買いやマナーの悪さについて取り上げています。そういうものを見ていたからでしょうか、私自身も中国人に対する印象は良くありませんでした。しかし、東北学院大学に来ている留学生のサポート活動をしていると、彼女らの礼儀正しさや愛情深さを、どうしても感じずにはいられません。

上海100万ドルの景色

やっぱり自分で見て感じたものが真実なのではないでしょうか。もし訪中団に加われたら、本当の中国を知る良い機会になるはずと、私は応募を決めました。

後に知るところによれば、「応募数210名の中から、27都道府県53大学の99名が書類審査を経て団員に選抜された」そうですから、私はかなり運がよかったのかもしれません。

さて、中国では日本で感じられない景色を楽しむことができました。発展した街並み、何もないだだっ広い山地、人の手が加わっていない圧倒的な自然、見るもの見るものがすべて新鮮でした。


山東大学の学生との交流

今回の訪中団のスケジュールの中で、2度中国の学生と交流する機会がありました。彼らは皆私たち日本人学生を熱く歓迎してくれました。中国人のイメージとしてあった冷たさなど、微塵も感じられません。

私はこの訪中団を通して中国に対する見方が変わった、しいて言えば見方を変えることができました。今までメディアの情報を鵜呑みにしていた自分から卒業できたのではないかと思います。「百聞は一見に如かず」、この言葉につきます。


中国ではご馳走と共に熱烈な歓迎を受けました

『日中友好大学生訪中団』は年に3度派遣されていて、今年度はまだあと2陣残っています。中国に行ってみたい、そういう気持ちだけでも十分だと思うので、後輩の皆さん、ぜひ応募してみてください。そして、生の中国を感じてきてください。

( 言語文化学科3年 平栞奈 )

投稿日:2017年5月7日カテゴリー